| 1、 | 頭を使わない生活を続けていると脳が衰えてきてボケてしまう。 |
| 2、 | アフリカに住む人と、アフリカからアメリカへ移住した人と較べた研究で、移住者の方が2.5倍もアルツハイマー病にかかりやすくなっていることが分かった。発病には環境因子が関係している。 |
| 3、 | 認知症の予防は食生活の改善、肥満の防止など生活習慣病の予防と同じところが多い。 |
| 4、 | 高コレステロール血症治療剤を飲んでいる人では、アルツハイマー病にかかる頻度が少ない。 |
| 5、 | 中年期に高血圧や高コレステロール血症があると年をとってからアルツハイマー病にかかりやすい。動脈硬化を予防することがアルツハイマー病の予防につながる。 |
| 6、 | 飲料水中のアルミニウム濃度が高い、あるいはアルミニウム濃度の高い川の流域では、神経の病気が多い。かって腎不全で透析を受けていた患者さんに痴呆症が多発した。その原因は透析液に含まれるアルミニウムであった。 |
| 7、 | 体内で産生される活性酸素の害を防ぐ抗酸化物を含む食品の摂取が、アルツハイマー病の予防に有効。例えば、ビタミンEを飲んだアルツハイマー病の患者さんで病気の進行が押さえられた。日本茶(緑茶)に含まれるカテキンはアルツハイマー予防効果がある。 |
| 8、 | 赤ワインに含まれるポリフェノール、アンソシアニンがボケ予防に有効。 |
| 9、 | リューマチなどで抗炎症剤を飲んでいる人にアルツハイマー病が少ない。非ステロイド系消炎鎮痛剤を2年以上服用するとアルツハイマー病の発病率が最大80%減少する。 |
| 10、 | イチョウの葉エキスに含まれるギンコライドは活性酸素の発生をおさえ、認知症を改善する効果がある。 |
| 11、 | エストロゲン(女性ホルモン)補充療法を受けている方ではアルツハイマー病を発症しにくい。 |
| 12、 | 老化した脳の活性化、記憶力の回復に野菜や柑橘類に含まれる葉酸が有効。 |
| 13、 | 認知症の患者さんは魚と緑色野菜がキライで、肉好きが多い傾向があることが分かった。 |
| 14、 | 魚の摂取がアルツハイマー病のリスクを下げる。最低、週に1回は魚介類を食べている方ではアルツハイマー病にかかる率が30%低かった。魚の油に含まれるDHAには認知症を予防する効果がある。冬野菜の根や葉に含まれるαリノレイン酸は体内でDHAに変化する |
| 15、 | インドでのアルツハイマー病の患者数はアメリカの1/4。カレーのスパイスに含まれるクルミンがアルツハイマー病を予防している。ウコン(ターメリック)の成分であるクルミンがアルツハイマー病を予防する可能性が示唆されている |
| 16、 | 定期的な運動は認知症の発症を遅らせる。適度な運動により認知症のリスクが40%低下する。中年期に週に2回以上運動を行った者の認知症発症率は50%低く、アルツハイマー病発症率は60%低かった。毎日0,4キロ以下しか歩かない群では、毎日、3.2キロ以上ウオーキングす群と較べると認知症発症する率は1.8倍高かった。 |
| 17、 | アルツハイマー病にかかっている方では、正常者にくらべ同時に無症候性脳梗塞にかかっている頻度が2倍であることが分かった。 |
| 18、 | 若いころにボクサーだった人に認知症が多くボクサー脳症としてよく知られている。頭の外傷に注意。 |
| 19、 | 歯が半分以上ない人にアルツハイマー病が多い。 |